2004年11月
大阪講習会での講義の内容を文書に起こしたものです。 アビエルト2月号に掲載されてます。


オリジナルエネグッズの作り方


◎レスキューファン

 今日はオリジナルエネグッズの作り方をやりたいんですけれども、よくエネルギーを使うときにイメージが大事だというのは、皆さん聞いていると思うんですよ。

 でも、そのイメージをどういうふうにつくるのかということは、皆さん疑問のある方多いと思うんです。

 オリジナルエネグッズといっても、たいそうなものじゃなくて、今日これから一つイメージで作ってもらって、お持ち帰りしていただこうと思います。

 では、早速「レスキューファン」というエネルギーを作ってみます。どういうものかというと、レスキューというのは開けますよね。開けてそこから余分なエネルギーを抜くという技術です。これは頭のてっぺん、百会をあけるという技術ですけど、実はどこにでも使えます。

 皆さんご存じだと思うけども、例えば痛いところがあったりしたら、そこをグッと開いちゃって、そこから余分なエネルギーをかき出すんです。そうすると、その部分がなんとなく痛みがとれてきたり、軽くなったりとか、そういうことが起きます。

 そういうものを開けてやるというのは技術としてできますけども、あらかじめ、そのイメージでレスキューファンというのを作っちゃいます。そして、必要なときにそれを取り出してきて、必要なところにカチャッとくっつけちゃうんですね。そうすると、付けたところから余分なエネルギーが強制的に出てくれる、出しちゃうというような、そういうエネルギーのファン。ファンというのは換気扇のことですね。強制的に煙を吸い出すようなファンを作ってみましょう。


◎エネ球を作って、条件を付ける

 なにかコインを目の前に置いておいてもらえますか。そうしましたら、エネルギーの球を作ります。最初は何にも考えないで結構です。ただ普通に球を作ります。

 ただ出しているだけだと、パーッとエネルギーは出ても逃げちゃいますから、球をイメージしていただいて…。ソフトボールくらいの大きさで球を作って、シャボンみたいに薄い膜があると思って、その中にどんどんエネルギーを入れてください。

 できたなと思ったら、1回コインの上に置いて、できているかどうか確認してください。できたら、今度はこのエネルギーにイメージを入れていきます。

 これは換気扇(ファン)です。ビューッと回転して、そこから余分なエネルギーが抜けていく。マイナスでもいいです。僕はあまりマイナスというイメージを作りたくないんで、余分なエネルギーと言っていますけれども、余分なエネルギーだけがバーッと換気扇によって吸い出される、そうイメージしてみてください。家庭にある換気扇をカチャッとやって、煙がバンバン出ていく、そういうイメージで結構です。バーッとモーターが回転して、要らないエネルギー、余分なエネルギーがどんどん出ているというイメージです。バーッと出ています。はい、イメージできましたね。

 そうしたら、これを回転させると余分なエネルギーが出ていくんですけども、回転を維持させるために、維持させるエネルギーも補充しましょう。ちょっとそのエネルギーを入れます。エネルギーを出しながら、この回転を維持するエネルギーを吹き込んでいきます。

 はい。みんな、随分しっかりエネルギーが入ったと思います。

 今度はこれに条件を付けますね。これを付けると、そこから余分なエネルギーが抜けていく、という設定です。いいですか。簡単ですよ。ただそう思うだけで結構です。

 できたら、このエネルギーに名前をつけてください。忘れないようにレスキューファンでいいです。そして名前をつけたら、これをイメージで、どこかの棚に置いてみましょう。

 いいですか。今、目の前になくなりましたね。

 そうしたら、今度はレスキューファンと思って、棚からグッとつかんで来てください。抜き球と一緒です。レスキューファンと思ってつかんでコインの上に載っけてみてください。あるかどうか確認してください。うまく取れていなかったら、もう一度取り直してみてください。はい。なかった人いますか。取れなかった人は。――みんな取れていますよね。すばらしい。

 そうしたら、これをどういうふうに使うか。どこでもいいです。

 自分の肩が凝っているなと思ったら、肩のところに付けてもいいし、頭に付けてもいいです。好きなところに付けることができます。

 では、とりあえずひざに付けてみましょう。片方の足、右足が痛かったら右足に。そして、レスキューファンをつけるときに、カチャッとつけてください。カチャッと。

 カチャッ。これはすごく意味があるんですよ。ただ置いておくだけだと、体を動かしたときに、エネルギーがそこにとどまっちゃって体から離れちゃうのね。

 でも、カチャッと音をつけると、はまった感じがするでしょう。擬音というの? そうすると、そこにとどまるんですよ。というのは、そういうイメージ。カチャッという音だけで、ここに装着されたという暗黙のイメージがきちんとでき上がっちゃうんです。だから、付けたらもう動いていても大丈夫。

 付けたら、そこに手を当ててみてください。そしてゆっくりと動かしてみましょう。ないところからあるところに。ちょっと距離をおいたところで、すーっと動かしてみてください。

 うまくできていると、そこにフーッとエネルギーが吹き出しているような感じがわかるはずです。反対側のつけてないほうの足と比べてみるといいと思います。

 体温を感じてしまわないように、ある程度離しちゃったほうがいいです。30センチぐらい離してもわかると思いますから。いかがでしょうか?


◎眼鏡にベルトに、いろいろな条件付けで、応用してみる

 だいたいの方はわかったようなので、今のが、すごく簡単なんですけども、イメージの作り方です。
 もちろんいろいろなイメージの作り方があると思うけれども、こんなような形ででも、そういう余分なエネルギーを抜くイメージを作れます。

 今のは換気扇をイメージして、強制的に出すというイメージをしました。他にも、水道の蛇口をひねると水が出てきて、何か洗い流すというようなこともできますし、例えば掃除機でバーッと吸い取って、ほこりとか汚れを掃除しちゃうとか、そういうような、生活の中で自分たちが使っているものに置きかえて、イメージをエネルギーに置きかえる。そういうことをすると、いろいろな方法でイメージを作れます。

 今日は「オリジナルエネグッズの作り方」ということになっているので、今作ったレスキューファンを、なにか自分の身に付けているものに入れてみましょう。

 例えば、メガネでも結構です。メガネをかけると目の疲れをとるような…。余分なエネルギーが抜ける場合もありますし、携帯しているものはなんでもいいです。ただ、入れるものによって、その条件を若干変えることで、それを有効的に使えるんじゃないかなと思うんですよ。

 例えば、メガネをかけると、眼球でもいいですし、視神経でもいいですから、そこから余分なエネルギーが抜けるという設定を追加して入れるわけです。ベルトだったら、ベルトを装着すると余分なエネルギーが抜けるとか、あるいは腰の筋肉から余分なエネルギーが抜けるでもいいし…。携帯するいろいろなものによって、多少条件を変えることで、より有効にエネルギーを使うことができますから。

 ちょっと入れてみましょう。

 なにかちょっと変わったものを持っている方いらっしゃいますか? ではベルトに付けてみましょう。腰が楽になる。付けると腰の筋肉から余分なエネルギーが抜ける、と設定しましょう。

 設定の仕方は、すごく難しいように感じる方がいらっしゃるんですけども、エネルギーをもう作っていますよね。作ったエネルギーのところから、設定というのをクッと抜くんですよ。抜いて、手に置いて、箇条書きみたいに、文章を書くみたいに、何とかかんとかと条件を書くだけでいいです。

 例えば、「装着するとエネルギーが発生する」「腰の筋肉にエネルギーが発生する」とか、ただそれだけでいいんですよ。箇条書きでピッと書いたら、その条件をエネルギーの中に戻しちゃう。

 難しいことをいろいろ頭で考えるよりは、もう決めちゃうんです。設定をクッと抜いてきて、手の上に置いて、箇条書きみたいに、こういうときに発生するとか、こうしたらなると、ただそれだけ。

 実は設定というのは簡単でしょう。それぞれのやつでやってみましょう。

 メガネの方はどうします? 目の疲れが取れる。目の疲れだよね。そうしたら、眼球という設定を入れてみてください。装着したらエネルギーが発生して、眼球にエネルギーが発生するということですよね。


◎スーッと中に入っていくように

 どうしたらいいか、わからない方。大丈夫? そうしたら、さっきのレスキューファンをまたグッと取ってきますよ。グッと取ってきて、今の条件、メガネの方はそんなような条件を付けて…。

 グッと押し込まないで、上に置いたらスーッと中に入っていくようにしましょう。1個で足りないなと思ったら、もう1個持ってきて、またスーッと入れてみてください。

 あまり詰め込んじゃったりしすぎると、グッグッと押し込むと、どうもゆがむことがあるんですよ。つぶされちゃうような…。そうすると嫌な感じのエネルギーになったりするんで、スーッと中に吸い込まれていくようなイメージでやってみてください。

 はい、いいですか。できたら、それを実際に装着してみてください。どうです、出てますか? できるでしょう。

 携帯だと、例えば…。いま携帯に入れられている方がいらっしゃるんだけど、携帯は通常のときよりは、電波発信したときが一番電磁波が出ますから、そういうときに…。通話中に発生するとか、そんなような条件を付けておいてもらえますか。あとは、ただ単に身に付けるような物だったら、携帯したらエネルギーが発生するとか、それを付けたらどこに発生するというのも、条件として付けることができます。どう、なにかわからない?

「(参加者の方)わからないです。ようなったような…」

 いや、すぐに、完璧にやるのは難しいです。あくまでも今初めてやったんで…。レスキューファン自身もどのぐらい強力に出せるかというのは、これからどんどん使っていくと、レスキューファンと思って何度も何度も抜いてそのイメージをもっともっと強くしていったりすると、使いやすくなります。エネルギー自身の角が取れてこなれてきますから、非常に使いやすいものができます。

 今回は、こうやってイメージで置いたものが取れるというのはわかりましたよね。

 ということは、自分が作ったものを取っていると思うんですよ。皆さんまじめですから。


◎レスキューという技術

 レスキューというのは、もともとは気功だとかヨガとか太極拳だとかをやって、練功といって体で気を回していくと、だんだんと内圧が高まってくるんですよ。それは最初半年ぐらいは、健康法として非常にいいんですけども、それをグングングングン回していくと、内圧がどんどん高まってきます。

 すると、逃げ道が本当は必要なんですけども、逃げ道がない。すると、内圧が高まっていっぱいになっちゃうんです。そうすると、それが頭のほうにグーッと上がってきます。それで、のぼせたり、いらいらしたりとか、良くない症状が起きたりします。

 それをどうしたらいいかということがあって、頭、百会を開いちゃえばいいじゃないか、と。開いたら、そこから余分なエネルギーがポンと抜けて楽になったという、そういうことがありました。そんな百会をクッとあけちゃって、たまっていた余分なエネルギーを抜いちゃうというのがレスキューです。

 レスキューというのは、そのまんま助けるという意味ですよね。緊急に助けるというエネルギー技術です。普段の講習会でトリートメントをやる時、頭の上でこうやって開けているような動作をしている方がいたでしょう?あれがレスキューです。

 そうやって頭をイメージで開けると、余分なエネルギーが出てくるんですけれども、それを今回、強制的に抜いてみました。

 もうちょっといろいろ応用していけば、おもしろいものができると思いますから、こういうイメージのつくり方の一つの方法として覚えておいていただけたらいいなと思います。

 ここまで何か質問ございますか。

「(質問)付けたやつは、放っておいていいんですか?」

 大丈夫です。結局はエネルギー自身が消費されちゃうんですよ。余分なエネルギーがなくなったら、当然働かなくもなるし、エネルギー自身が消費されちゃいます。消費しちゃうと自然になくなっちゃいますから…。

 もしもっと長時間使えるようにしたいのだったら、何時間もつようにとか、そういう設定を入れたり、その分エネルギーを補給してあげるとかしていけば、どんどん長くできると思います。

 つらい人の場合、1回つけたから壮快になるというわけじゃなくて、長い時間かけて出していく必要のある人は、そういうふうにやっていくといいんじゃないかなと思うんです。あと、ありますか。

「(質問)例えば、自分で勝手にエネルギーを補給するという設定は可能ですか。」

 やってみてください(笑)。

「(質問)背中につけるときに手が回りませんよね。そのときは?」

 ここに自分の背中がありますよね。エネルギーはあってないようなものですから、どこにでもつけられるんですよ。背中に手が回らないからつけられないんじゃなくて。そうしたら、背中を前に持ってきちゃうとか。体をグッと前に出しちゃってもいいし、いろいろ方法はあると思います。あとはもう、それ自身を背中にと思ってつけてもいいと思います。やりやすい方法でやっていただければいいんじゃないかなと思います。