2002年1月

「降神の術」そのポイントって!?

◎「体重を重くしてくれるのが上手な神さん」

いつものように初めに「軽神さん」を呼んでデモンストレーションをしました。いつも会員さんから、思い込みじゃないのか、と言われます。ですから今回は、呼ぶ側の人は「軽神さん」「重神さん」のどちらかを呼び、上げる人たちには知らせず行ってもらうことにしました。これで上手くいけば、思い込みではなくなるわけです。7〜8人でグループになってもらい、呼ぶ側の人は2〜3人で申し合わせて呼んでもらうことにしました。

側で皆さんの様子を見ていたところ、「軽神さん」は比較的上手くできるようですが、「重神さん」がいけません。しばらくして事務局長が私に教えてくれました。「重くする神さんを呼ぶとその場が重くなるみたいですよ」と。なるほど、「体重を重くしてくれるのが上手な神さん」と呼んだ方がいいようです。会場の皆さんにこのことを伝えたところ、少し上手くできるようになったように感じます。

◎「ウゴコット、レスキューの上手な神さん」

次は体感しやすいと思われる「ウゴコットの上手な神さん」と「レスキューの上手な神さん」をデモンストレーションをしました。ウゴッコトは頭蓋骨を緩めて、グニョグニョ動かして良い位置に戻す技術。やってもらうと頭が膨張したようになりホワッとして気持ちいいものです。この後すぐレスキューをすると陽炎が見え、手をかざすと上がってくるのが感じ易くなります。

それにしても頭の上を何人もで注視してる様は、なにやら怪しい。出のいい人の周りは、何人もが観察していて、ますます怪しい。エネ感覚がないので有名な某ベテランさんが目を凝らしていたので「見えるのか」と尋ねると「陽炎は見える」とのこと。私はほとんど見えないと言うと笑われてしまいました。得手不得手はほんと人それぞれですね。今回の実習で感じたことは、呼び方次第で効果が変わるんだなぁ、という事でした。

◎設定や条件のつけ方で効果に差が出る

解剖の本に出ている筋肉の図を使って、以前書きました形代遊びをしていた時のこと。ちょうど胸鎖乳突筋(後頭部から鎖骨のところまで伸びている左右2本の筋肉)の図があったので、これを使ってみました。抜き魂をしてそのエネ体を図の上に置き同調させ、後はその図にエネルギーを送ればいいわけです。

終わって状態を確認したのですが、左側しか緩んでいませんでした。なぜかなぁ、と思って図を改めて見てみると、左だけしか描かれてませんでした。今度は「両方の筋肉」と言う設定項目を追加して行ったところ、どうやら上手くいったようです。
別に手を抜いたわけではないのですが、やり慣れたために設定をおろそかにした事による失敗でした。手ではなく気を抜いてしまったようです。ふだん当り前のようにやっていることでも、設定や条件のつけ方で結構効果に差が出るもんだな、と思う今日この頃でした。