2002年5月
「抜き魂の術」で調整しよう
・ エネ体で抵抗感がある所は?

 今日は調整法で遊んでみましょう。
 調整法というと皆さんはどんなことを想像しますか?「脊椎を抜き出してグニュグニュ動かし、いい位置に戻す」とイメージされていませんか?

 今回は少し違う方法をやってみましょう。
 恒例ですが調整の前に、体の動きを確認しておきましょう。
 まず首を左右・前後に動かします。次は腰です。前屈・後屈をしてみましょう。
 これで調整する前に、首と腰がどのくらい曲がるか「可動域」がわかりました。
 では調整を始めましょう。

 まず自分自身のエネルギー体を「抜き魂の術(ぬきたまのすべ)」します。この時エネ球の大きさを設定する事ができますので、作業がしやすい大きさに設定し、抜いてみてください。私は五十センチ〜一メートルくらいで抜き出しています。

 抜いたエネ体を片方の手の上に置き、もう片方の手でエネ体のてっぺんがどのあたりかを確認します。
 上にある手の指を二本下に向け、エネ体の中にゆっくり入れてきます。この時、エネルギーの流れと思って指を動かしてください。ゆっくり動かしながら下の方へ移動していきます。


・ 手を上下に、グルグルと
 途中で動きが重くなる所、あるいは抵抗感がある所はなかったでしょうか?
 ありましたらそこがエネルギーの滞っている所ですので、流れを良くします。
 抵抗感がなくなるまで、手を上下に動かしたり、ぐるぐるかき混ぜるようにしたりしてみてください。

 終わりましたら、さらに抵抗感のあるところを探してみましょう。見つかりましたら、さっきと同じように抵抗感がなくなるまでかき混ぜたりして、エネ体の中の抵抗感を全部取ってしまいます。

 さあこれで終わりです。
 最初にやったように可動域を確認してみてください。
 いかがですか?首・腰の可動域は拡がりましたか?


・ 同じやり方で対象を替えてみる
 次は抜き球までは一緒です。しかし今度は二本の指をエネ体に入れていく時、「筋肉」と思ってやってみましょう。

 そして、抵抗感のある箇所を見つけたら、なくなるまでかき混ぜたりしてみましょう。
 もうおわかりですね。このように指を動かすとき、何にアプローチするのか、様々に対象を替えればいいのです。

 その時の状態・症状に合わせて、筋肉とか関節を思ってみたり、内臓などアプローチの対象を替えることができます。思いついたものを試してみてください。
 慣れないうちは、イメージしやすいもので試してみるといいと思います。

・ 違和感を感じとってください。
 エネ球を指で感じていくところで「重い」あるいは「抵抗感」と書きましたが、これはあくまでも私の感覚です。人によってはピリピリ感じたり、冷たく感じる事もあるようです。
 感じ方は人それぞれ違うので、個々の感じ方でかまわないのです。この点誤解のないようお願いします。

・「ワンポイントアドバイス」 抵抗感がある場所が体のどの部分か、という事は重要ではありません。むしろ部位を特定しない方が抵抗感をとることに集中することができ、このため効果があがるようです。